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Homeサーバとは |
- 既に一般的となったADSLは、24時間インターネットに繋がっていて、
いつでも何時間でもインターネットサービスを利用する事ができます。
どうせ繋ぎっぱなしなら、せめて自分のホームページは、自分のパソコンまで訪問していただこうという計画です。
もちろん、現在使用中のWindows95/98/Me/2000/Xpの環境を壊すことなく、
フリーソフトを使用する事で費用もほとんど必要としません。
LANで複数のパソコンに接続されている場合も、すべてのパソコンからインターネットにアクセスできます。
一見、大手プロバイダとも区別できないよう、できる限りUNIXや、Linuxサーバに近づけて構築して行きます。
常時接続ならフレッツISDNでも可能なのですが、何しろ64KBpsでは一度に一人だけを接待するのがやっとです。
フレッツADSLはISDNの約24倍、8Mタイプならナント128倍と言われていますので
単純計算では同時に128人接待する事ができる事になります。
もちろん、NTTのフレッツでなくてもブロードバンドなら問題なく動作すると考えています。
| ホームページの公開 |
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- 一般的なホームページの公開
通常、個人でホームページから情報を発信している方々は、プロバイダに加入し、
プロバイダから与えられた限られたディスク領域に作成したページをアップロードしています。
訪問者があなたのホームページにアクセスする場合も、あなたのパソコンにではなく、
プロバイダのあなたの領域にアクセスしている事になります。
この方式なら、あなたのパソコンの電源が切られている間もプロバイダのサーバは動作していますから
リクエストに応える事ができます。
- MyServer構築後のホームページの公開
ご自分のパソコンにサーバ機能を追加して常時接続すると、
訪問者は直接あなたのパソコンに訪問することになりますので、
ディスクの制限もなく、 設定次第ではCGI/SSIも自由に使用する事ができます。
今回は、最も安価にサーバを構築する方法を紹介しますのでプロバイダ契約は継続していただく必要があります。
※ちなみに、このコーナーはここで解説する方法でサーバ構築されたWindows98SEです。
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| 出来ること |
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- Windows95/98/Me/2000/Xpをサーバとして使用すればどのような事ができるのでしょう。
- ホームページの発信
現在使用中のパソコンがサーバなのですから作成したホームページを
プロバイダのサーバにアップロードする必要はありません。
プロバイダにアップロードしないのですから、ディスク容量を気にする必要もなくなります。
また、FTPの必要が有りませんので、変更内容を保存すると同時にページは更新されます。
- CGI/SSIの利用
ご自分のパソコンですので、他の会員を意識することなく自由にCGI/SSIを使用できます。
もちろん契約しているプロバイダがCGI/SSIを禁止しているなど関係有りません。
当サイトが公開しているCGIのほとんどをご利用いただけます。
今回はWindowsですのでPerlだけでなく、EXE形式のアプリケーションも使用できます。
- アプリケーションとの連動
自分だけのサーバです。どのように使用するのもあなた次第です。
Windows対応の販売管理でCGIから受信した注文書などを自動で処理する事も、
CGIに登録された会員情報をAccess等の本格的なデータベースで処理する事も可能になります。
(本原稿執筆時2001/10現在、Windows版WEBサーバApacheにSSL対応は存在しませんので、カード決済には適していません)
- ファイルの共有
FTPサーバをインストールする事で、出先からモバイルコンピュータや、支店、
出張先でサーバのファイルをダウンロードして共有できます。
もう出張だからといって、ありったけのフロッピーやCD-ROMを持ち歩く必要もありません。
必要なときに必要なファイルをMyServerからダウンロードすればいいのです。
- レンタルサーバ
現在のパソコンには、標準で20〜40GB以上のハードディスクを搭載している物も珍しく有りません。
WEBサーバにインターネットの標準となっているApacheと、FTPサーバを使用する事で、
余っているディスクを友人にレンタルする事も可能です。
- 無制限なメールアドレスの使用
メールサーバをインストールすれば無制限にメールアドレスを作成してメールの送受信が行えます。
自宅や、事務所に複数のパソコンが有り、LANで接続されている場合は、それぞれにメールアドレスを割り付けることもできます。
ホームページから直接メールを送信するFormMailも実装します。
- 自由なアクセス制限
今回はWEBサーバにApacheを使用します。せつかくApacheを使用するのですからApacheならではの
強力なアクセス制限が自由に使用できます。
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| デメリット |
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- 上記のメリットを見ていると、すべてにおいて勝れているようにも思われますが、
個人のパソコンをインターネットに公開するのですから、いくつかの心配事(デメリット)も有ります。
- セキュリティ
最も心配されるのが不正アクセスにパソコンへの進入です。
個人の情報などタカダカ知れているからハッカーが苦労して進入することはないと思われる方もいると思いますが、
クラッカーの狙いはあなたのデータではなく、あなたのIPアドレスなのです。
セキュリティの弱いサーバを見つけると、そのサーバを乗っ取り、あなたになりすまして目的のハッキングを行うのです。
今回は、簡易ファイヤーウォール機能付ルータと、
フリーで公開されているファイヤーウォールソフトを使用する事で二重の防護壁を作る方法を紹介しますが
最終的には個人の責任で管理していただくことになります。 もちろん当サイトはいかなる場合も責任は負いません。
- 24時間営業?
ご存じのようにインターネットは24時間営業ですのでパソコンの電源を切る事はできません。
今までなら、ホームページはプロバイダーのサーバにアップロードし、
訪問者はプロバイダーのサーバにアクセスするのですから、
あなたのパソコンに電源が入っていなくても何の問題もありませんでした。
これからはサーバ構築されたパソコンを直接インターネットに公開するのですから、
あなたがパソコンの電源を切ってしまえばホームページにアクセスできなくなります。
- サーバ管理
先程も述べたようにインターネットは24時間365日無休です。
日本では草木も眠る丑三つ時でも外国では真っ昼間、仕事の真っ最中かもしれません。
何らかの事情であなたのパソコンがダウンしたり、
ハングアップすればホームページにもアクセスできなくなります。
管理者は、たまにはディスプレイの電源も入れて正常に動作している事を確認する必要があります。
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