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闇に消えたジョニーの青春
「おい、おい!」
亀子はまた声をかけた。そいつは喋らない。
「怪しい、怪しいぞ・・・」
ふと、亀子は思いついた。
「ジョニーにはよし子という彼女がいる!彼女のことを聞けば喋るかもしれない!」
ジョニーはまだまだ笑っている。
亀子、切り出す!
「よし子ちゃんとはどうなんだに?喧嘩は無いかに?」
ジョニーのまゆ毛がピクッとした。
「これはいける!」
亀子はじっとジョニーを観察した。
そして、やっとジョニーは喋った。
第一声は・・・
「闇に・・・吸われた」
・・・・「は?」
亀子、驚き興奮した。
「どどどどどうゆ事だに?!」
と、そこへやってきたのはジョニーの親友、ジョナ・マイケルだった。
彼はアメリカ生まれの黒人で、ジョニーと同じ17才の日本語学校2年生だった。
マイケルはとてつもなくデブで、とてつもなく明るい人気者だった。
ジョニーとマイケルの出会いはもちろん日本語学校の日本語学科。
出席番号が隣同士だったのだ!
-2-
闇に消えたジョニーの青春
「ジョニーどこさ行くだ?」
急に家から出て行くジョニーに母が言った。するとジョニーは一言
「便所に〜(便ジョニー)!!」
と言って家を出て行った。母は一瞬ポカンとした。
ちょっと天然が入っていたようで、ジョニーのシャレに気づかず、普通に「便所なら家にあるのに・・・」と思ったようだ。
それっきりジョニーは帰って来なかった。
数時間後、ジョニーの帰りがあまりにも遅いので母 亀子は、
「何だろね あの子は、便所に何時間かかっているんだろ」
と、表に出て「ジョニー どこさ行っただ〜」
と叫んでみた。しかし返事はかえってこなかった。
よけい心配になり近くの山まで行ってみることにした。
山に入った亀子は一人で来た事を後悔した。奥に入って行くたびに暗くなって、暗くなって、暗くなって・・・・・
「さ、寒いー・・・」 冬だった。
亀子はそこに座り込んだ。そしてジョニーの事も忘れ、グーグーと眠ってしまった。
何日たったのか亀子が目を覚ました時、まわりは草ボーボーになっていた。
そして、目の前にはあの消えたジョニーが!!!
「なんで、あんたがいるだに〜?」
ジョニーは笑っていた。亀子は怪しいと思った。ジョニーはここ最近笑ったことがない。
「あんた、誰だに〜?」
亀子はジョニーらしき人に聞いた。そいつは喋らない。
-1-
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